ウォリアーズ
1979年 アメリカ作品
監督は72年に脚本家としてデビューした
ウォルター・ヒル
でエイリアンシリーズの
製作も取り仕切ったことで有名だが
84年ストリート・オブ・ファイヤー
等の
アクション映画監督としても名が知れていて
今回製作のローレンス・ゴードン
とは
何度もタッグを組んでいる
映画としてもアクションとしても
本作は両者の初期時代の作品であり
粗も目立つがとてもスタイリッシュで
傑作なアクション作品に仕上がっている
主演はマイケル・ベック
:スワン
彼はニュージーランドのマッドマックスと呼ばれる映画
82年バトルトラック
の主演にも抜擢された
ヒロインは同監督の大ヒット作
ストリート・オブ・ファイヤー
にも出演した
デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ
注目は性格俳優として名高い
デヴィッド・パトリック・ケリー
で
85年コマンドー
や82年の48時間
近年では06年父親たちの星条旗
にも出演している
内容は
真夏のNYに集まった各地区のチーム”組”の中
大物サイラスの殺人事件が起こり
濡れ衣を着せられたコニーアイランドの”組”
ウォリアーズ達が次々と襲い来る”組”の攻撃を退け
なんとか地元まで帰らんとする物語で
79年当時日本ではチーマー所かまだ暴走族が
不良少年の代名詞だった時代で
いかにアメリカ(NY)が不良の動向でも進んでいたか
その時代背景をも感じさせる絶品
先にスタイリッシュと述べたが
それは映画全体に流れる雰囲気の事であり
作中登場する”組”の面白いコスチュームだけを
指しているのではないが
今見ると実に滑稽なコスチュームが目立ち
とてもあんな格好で昼は町を歩けないだろうと
心配してしまうが良く考えれば彼等の活動は
夜でありKISS風の野球チーム以外は
なんとか堪えられる・・・かも?・・
夜のニューヨーク
町中の各地区で縄張りを張る不良少年グループ達に
NY1巨大な”組”リフスのリーダー サイラスから
ブロンクスで集会を開こうと言う提案が発せられた
コニーアイランドを縄張りにしている”組”ウォリアーズ
彼等にも招待は届きリーダーのクリオンは参加を受諾
ルールは武器は持たず参加メンバーは9人まで
ウォリアーズの9人は電車に乗りブロンクスに向かった
集会場では様々なトレードマークの服装をまとった
”組”が集まりその数は数千人に及んでいた
すると
ステージにサイラスが立ち演説を始める
”俺たちは今までケチな縄張りを守ろうと”
”対立してきたが”
”NYの警官の数は2万人”
”俺たちが手を組めば全部で6万人だ”
”お互い争いを止めNYを乗っ取ろう”
”町は俺達全員の物だ”
”マフィアも警察も手がだせんだろう”
”判るか〜〜”
すると大歓声が撒き起こり集会場は歓喜に包まれる
しかし会場の廻りにはサイレンを消したパトカーが
密かに集まり出していた
更に歓声の中 銃を構える男が1人サイラスを狙う
その男ルーサーは突然サイラスを射殺
会場は雪崩れ込んできた警官と共に大パニックになった
皆が逃げ惑う中 ルーサーはクリオンを指差し
”あいつ等がルーサーを撃った!”と大声を出す
クリオンは驚きながらも否定したが
ルーサー達に襲いかかられ、やむを得ず応戦
するとリフス達に袋叩きにされ惨殺されてしまった
大混乱の中クリオンを見失ってしまった
ウォリアーズの8人は墓場に逃げ込み隠れていたが
集会が混乱し休戦協定も破られた今
ここブロンクスは危険すぎる
サブリーダーに指名されていたスワンは皆に
コニーアイランドに帰るしか道は無いと先導するが
血気盛んなエイジャスは
”自分をボスにしろ”と指揮権を狙った
だが今は揉めている場合ではないと
全員近くの駅に向かって走り出した
その頃、リーダーを殺害されたリフスは
サブリーダーが決起しNY中の”組”に
地下ラジオを使ってメッセージを送っていた
”ウォリアーズを全員捕らえろ”
”生け捕りが無理な場合は殺せ”
・・・・・すると・・・・
NY中の”組”がウォリアーズを狙い始める
何も知らないウォリアーズは駅に向かっていて
早速スキンヘッドの”組”ターンプルに追われるが
ギリギリで電車に乗り込み難を逃れた
浮かれるメンバー達だったが
スワンは1人冷静にまだ危険は去っていないと考えていた
スワンの予想は当たりターンプルの失敗を聞いたリフスは
次ぎの駅を燃やし電車を走行不能の状態に追いやっていた
電車が停まってしまった為
ウォリアーズは危険なNYを歩いて進まねばならない
すると
今度は30人もの”組”に囲まれた
彼等は三流の”組”で集会へも呼ばれていない
オーファンと呼ばれる弱小チームだが
流石に自分達の縄張りを黙って通す事も出来ず
ウォリアーズを威嚇していたのだ
するとスワンは口達者なフォックスと2人で
オーファンのリーダに挨拶をする為 前に出た
フォックスは彼等のチンケな事件を褒め
気を良くしたリーダーは”通っても良い”と言ったが
後ろから現れた女 マーシーが鶏の鳴き真似をして
オーシャンのリーダーを馬鹿にする
”クワァコッコ・・だからアンタ達は舐められるんだよ”
マーシーはウォリアーズの”軍服”を欲しがり
煽られたリーダもジャケットを要求してきた
交渉は決裂し戦いの準備が始まる・・・・
仲間を集めたオーファンはチンケなナイフを出し
勝負を挑んで来たがスワンはマーシーを捕らえ
彼女のスカートを破って火炎瓶を作ると
オーファン達の傍の車に投げつけ
爆発で彼等は驚き逃げて行った・・・
ウォリアーズは走って駅に行くと別の電車に乗り込み
ドサクサでマーシーという荷物も抱えてしまう
オーシャンの失敗はリフスに告げられ
リーダーは”ネットワーク以外の組だ”と
無関係を決め込んだがDJはラジオで皆を煽る
”マイナーリーグに先を越されたわよ”
”みんなだらしないわね・・・”
その情報はルーサーの耳にも入り
リフスに、ばれたら殺されるとビビッている組員を
”俺達がウォリアーズを先に捕まえ殺せばいい”と
言いくるめルーサーは1人狂気の笑い顔で楽しんでいた
96丁目駅
乗り換えの電車を待っていたウォリアーズだったが
駅には警官達が張り込み見回りをしていた
警官に見つかったウォリアーズは
ユニオン駅で再集合する事にしバラバラに逃げるが
警官と揉み合いになったフォックスが線路に落ちて死んでしまう
彼に助けられたマーシーは1人になるが
レンプラント達3人は別の電車に飛び乗って警官を振りきり
スワン達4人は駅から町に逃げ出した
しかし彼等4人の前には
野球のユニホームを着て顔をメイクした”組”フーリーズが
バットを持って待ち構えていた
セントラルパークに逃げた4人とフーリーズの
壮絶な追いかけっこが始まったが
いよいよ走るのが嫌になったエイジャスは
4人VS9人の勝負を挑む
するとバットを巧みにかわし
クリオンから空手を習っていたウォリアーズは
素晴らしい戦いを見せフーリーズ全員をノックアウト
肉弾戦の戦闘はウォリアーズが勝利した
フーリーズの敗戦はDJによって放送される
”スポーツニュースです”
”フーリーズはエラー”
”ウォリアーズは二塁を蹴ってホームに向かっています”
先にユニオン駅に到着したレンプラント達は
駅のホームで自分達を見つめる
女だけの”組”と対面した
レンプラントはスワン達を待とうと言ったが
女達の色気に惑わされ3人とも彼女達のホームに
誘われて行ってしまう・・・
一方スワン達は96丁目駅に戻ろうと
セントラルパークを歩いていたが
1人でベンチに座る女を見つけたエイジャスが
スワン達の反対を押し切り女に接近
だがそれは警察の囮でエイジャスは手錠でベンチに繋がれ
笛で呼ばれた警官達に逮捕されてしまう
皆は走って逃れスワンは1人で駅の様子を見に行くと
入り口ではマーシーが隠れて待っていた
”何故?ここにいる”とスワンが聞くと
彼女はオーファンを見限り刺激を求めて待っていたのだと言う
スワンはマーシーの自暴落な態度が気に触ったが
ユニオン駅まで案内すると言う彼女と一緒に構内に入り
警官に追われて地下鉄の線路に逃げ込んだ
女達に囲まれて戯れていたレンプラント達だったが
やはり安心した所を拳銃で襲われ命からがら逃げ出し
レンプラントは彼女達から
自分達がサイラスを殺した犯人だと思われていた事と
NY中の”組”から狙われている事を2人に話した
スワンは線路を歩いている途中
積極的に男や刺激を求めるマーシーの生き方を批難し
彼女と喧嘩別れをするが漸く辿り着いたユニオン駅には
ローラースケートを履いた”組”が待ち構えていた
するとその姿を見たマーシーがスワンの元に戻り
危険を知らせるがスワンは彼等の存在を既に察知していた
スワンと別れ徒歩でユニオン駅に辿り着いた2人は
戻ってきたレンプラント達と合流して構内に入り
スワンの指示で全員駅のトイレに隠れた
するとローラースケートの組員達がトイレに雪崩れ込み
沈黙を破って大乱闘が始まった・・・・・・
勝負はやはり格闘術に長けているウォリアーズの勝利
彼等は電車に乗り込むとコニーアイランドを目指す
その頃
リフスの本部にサイラス殺しの目撃者が現れた・・
疲れ果てたウォリアーズ達は夜明けと共に
コニーアイランドの駅に到着する
輝く太陽はウォリアーズの住む町波を照らし
その光景を見たスワンは
”これが俺達が目指した町か・・・”と溜息を吐く
だが1台の車が彼等を尾行していた
尾行に気付いたスワンは皆に武器を持たせ廃墟に隠れたが
車の中で3本の瓶を指に刺し音を鳴らしながら
ルーサーが不気味な歌を歌い始めた
”ウォリアーズ 遊びにおいで♪
”ウォリアーズ 出ておいで♪
狂気に満ち溢れたルーサーの歌を聞いたスワンは
海辺へ彼等を誘き寄せ最終決戦に備えた
朝日を背にして立つウォリアーズ
ルーサー達は彼等の対面に立ち両者は始めて言葉を交わした
スワン:”何故サイラスを殺した?”
ルーサー:”別に理由はねぇ・・ただ何となくだ”
スワンはルーサーに一対一の決闘を申し出ると
ルーサーは”本気か?”と笑い拳銃を取り出した
一瞬の間!スワンは身をかわしながらナイフを投げ
腕にナイフが刺さったルーサーは銃の狙いが外れてしまい
銃を落として腕を押さえ蹲ってしまった
スワンはルーサーの腕からナイフを抜き取り
彼の髪の毛で血を拭うと両組は一触即発の状態になる
だが
砂浜には何時の間にかリフスが100人以上集まっていた
!リフス!
リーダーの掛け声に呼応する黒ずくめの男達
近寄ってきたリフスのリーダーにスワンが尋ねた
スワン:”まだ俺達を?”
リフスのリーダー:”いや 犯人はこいつだ”
するとルーサーは震えながら立ち上がり必死に訴える
”違う ウォリアーズだ・・・”
だがリフスのリーダーはスワンをサングラス越しに見つめ
言葉を続けた・・・・
”君達は良いチームだ 素晴らしい”
するとスワンは”ベストさ”と答え
”後はまかせろ”と言うリフスに託しその場を去った
100人を超えるリフスに迫られ
”ノォォォォ”と絶叫するルーサーの声を後に
ウォリアーズ達は朝日に照らされる砂浜を歩き続ける
そして
何時の間にかスワンとマーシーの手は繋がれていた・・・
マイケル・ベック
:スワン
ジェームズ・レマー:エイジャス
トーマス・ウェイツ:フォックス
ドーシー・ライト:クリオン
ブライアン・タイラー:スノウ
デヴィッド・ハリス:コチーズ
デヴィッド・パトリック・ケリー
:ルーサー
トム・マッキントリック:カウボーイ
デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ
:マーシー
マーセデス・ルール:婦人警官
ソニー・ランダム:警官
Lynne Thigpen:DJ
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原題:THE WARRIORS
監督:ウォルター・ヒル
製作:ローレンス・ゴードン
製作補:ジョエル・シルヴァー
製作総指揮:フランク・マーシャル
原作:ソル・ユーリック
脚本:ソル・ユーリック
デヴィッド・シェイバー
ウォルター・ヒル
撮影:アンドリュー・ラズロ
音楽:バリー・デ・ヴォーゾン
歌:ジョー・ウォルシュ
処刑教室
1982年 カナダ作品
監督は
炎の少女チャーリー
やコマンドー
を後に撮る
マーク・L・レスター
でアクション映画には定評があった
脚本は
後にフライトナイト
やチャイルドプレイ
を監督する
トム・ホランド
でスティーヴン・キング
の作品等の
脚本や監督も手がけている
舞台設定を2年後として製作された本作は
アメリカが抱える校内暴力の問題を
教育者の立場から捕らえたものであるが
そのあまりの暴力描写が話題を呼び
一時世論を騒がせた問題作である
製作の前イギリスからやってきたパンクの波は
若者のファッションを一変させた物で
決して暴力を増徴させる物では無いと思うのだが
映画の中ではその描写がおぞましく表現されている
主演は
SWのハン・ソロ役をハリソンフォードと争った
レーサーでもあるペリー・キング
ヒロインは製作にも加わっている
メリー・リン・ロス
だが
注目はやはりマイケル・J・フォックス
だろう
撮影当時は21歳だが高校生どころか
中学生にしか見えないのには驚く
TVドラマで活躍していた彼だが
映画ではこれがデビュー作となると思う
一般に言われている85ティーンウルフ
は初主演作で
同年のバック・トゥ・ザ・フューチャー
では無い
内容は
暴力が渦巻く高校に赴任して来た音楽教師が
結果的には引き金となり教師VS生徒との
壮絶な死闘にまで発展してしまうという物で
未だに伝説の映画として語り次がれている作品
実話とされた主人公と不良少年の攻防は
凄まじく大げさに描かれているが
やはりR・マクドウォール
の演技が素晴らしい
気弱だが信念と希望を持って頑張っていた教師が
あのように崩れて行ってしまう恐ろしさと虚しさを
彼ならではの独自の表情と声の加減で表現されては
ファンとしては たまった物ではない
アメリカのみならず日本まで騒がせた本作は
直に続編が作られると思ったが
実に8年後に登場したのが
本作のリメイクとも取れる作品で内容がSFになった
90年クラス・オブ・1999 処刑教室2
であり
更にその続編が
93年クラス・オブ・1999-II 処刑教室・地獄のターミネーター
となっていて
他の似通った設定や邦題の映画は
ブラビの処刑教室 最終章を含め
全て亜流となるのだろう
3作目の地獄のターミネーターは兎も角として
処刑教室2は設定が変ってしまったにせよ
ロボット教師の暴走が面白く記憶に残る作品で
後にレビューをUPしたいと思っている
昨年アメリカ国内の高校の
校内暴力の件数は28万件に達した
この作品は実話であるが
幸いこれほどの暴力は まだ少数である
1984年 エイブラハム・リンカーン高校に
音楽教師ノリスが赴任してきた
すると生物教師コリガンが声をかけてくる
”君がゴールド先生の後任だろう?”
笑顔で握手を交わした2人だったが
ノリスは懐に拳銃を携帯しているコリガンを見て驚く
続々と登校してくる生徒達 だがノリスは
玄関で生徒に金属探知検査をする守衛に驚き
守衛の目を盗んで平然と剃刀ナイフを持ちこむ生徒に更に驚く
”おぃ 今、生徒が剃刀ナイフを持って入校したぞ”
堪らずノリスは守衛に告げるが彼1人では全員の検査など不可能
つまりは事実上 形だけの検査である事を知る
・・・・
校長に会ったノリスは授業のスケジュール以外に
教師達が人手不足と切迫した経費の為に行っている
トイレや通路の巡回警備のスケジュールまで渡された
校内に設置された監視カメラの映像を見ながら
校長は犯罪行為を発見しては警備に通報していた
やがてベルが鳴り音楽教室に入ったノリスは
この高校のボスであるステッグマンと出会う
不良グループを纏める彼とは
麻薬売買を仕切るドラッグストア
金庫番で巨漢のバンヤード
更に売女パツィやファロンが常に行動を共にし
彼等5人は早速ノリスの授業を妨害し始めた
怒ったノリスは他のクラスである3人
ドラッグストアとバンヤード、ファロンに
教室から出て行くよう言ったが
ステッグマンの合図で5人共揃って出て行ってしまう
一体この学校はどうなっているんだ?
就任早々困り果てるノリスだったが
中には真面目なデニーンやアーサーといった生徒もいて
楽器の演奏も まずまずの出来だった・・・
教室から出たステッグマン達は
廊下で麻薬を売っていた黒人グループの1人を
追いかけトイレに連れ込むと
ヤキを入れてボスに伝えろと脅した
当然 黒人グループとステッグマン達は放課後に郊外で
ナイフや棒を持ち乱闘騒ぎを起こすが
パトカーが現れ塵散りに逃げ出してまた集まり
夜になると学校に忍び込んだパツィが
生意気な新任教師ノリスの自宅の住所を調べ上げる
そして
早速ノリスの家に行った彼等は車から赤い液を
ノリスの顔に噴射し宣戦布告をして去った・・・
妊娠中のノリスの妻ダイアンはその光景を目の当たりにし
一抹の不安を覚える・・・・・・
パンクバンドが演奏するクラブを根城にしている彼等の
事務所に訪れたのは、まだ14歳のビニーで
仲間に入れて欲しいと訴えたがステッグマンはその場で採用せず
後日連絡すると伝え次に現れた売春希望の女子高生に
ドラッグを与え全裸にして品定めをファロンに任す
彼等が行っているのは正にギャング並の仕事だったのだ
後日
授業中にノリスは皆の演奏力を認め始め
演奏会を開きコンクールにも出ようと煽った
賞金目当てだった生徒達も段々実力がつき始めていたが
時折現れるステッグマンは絶妙なピアノの腕を披露し
オーケストラに入れてくれとノリスをからかう
当然 拒否したノリスは不良生徒の相手で疲れ
動物と酒だけが心のよりどころになってしまったコリガンと
理化実験室で話していたが巡回の時間が来てトイレに向かった
その頃トイレでは
オーケストラのメンバーであるジミーが集中力が出ると言われ
ステッグマン達から麻薬を買っていた
一緒に来たアーサーはジミーを止めたが無駄で
彼は麻薬を始めて吸ってしまう・・・
そこに現れたノリスは全員を整列させポケット検査を行い
トイレに捨ててあった麻薬を発見して
アーサーとジミー以外のステッグマン達を校長室に連行するが
校長は証拠が無いと言って尻込みしステッグマンは
言葉巧みに無実を訴えて放免となってしまう
だが
麻薬を吸ってハイになっていたジミーは1人校庭で
国旗のポールに攀じ登り落ちて死んでしまった
大勢の生徒が見守る中ジミーの遺体は救急車で運ばれるが
呆然とするアーサーを見かけたノリスは
誰が麻薬をジミーに売ったか証言してくれと言うが
ステッグマン達を恐れるアーサーは”言っても無駄さ”と
デニーンと一緒に帰ってしまう・・・
自分の処置が甘かったと後悔して落ち込んでいたノリスに
コリガンが声をかけ一緒に飲みに行こうと誘ったが
その頃 アーサーとデニーンはステッグマン達に追いかけられ
”なにも喋っていない”とアーサーは必死で弁解するが
路地裏に追い詰めたステッグマン達は口封じの為に
彼等を痛めつけようとする
だが
ちょうど路地の前を通りかかったノリスがステッグマンの車を発見
止めるコリガンと一緒に路地裏に行ってアーサーとデニーンを
逃がそうとしたが殴られコリガンは手を切られてしまった
だが騒ぎでアーサーとデニーンは逃げ出し
彼等を救うことだけには成功した・・・・・・
怒りが収まらないステッグマンは夜になると
またもノリスの家にやって来て車を爆破して逃げ出すが
窓から見ていたノリスは警察に通報する
だが18歳未満の事件は立証も難しく目撃者が
ノリス1人ではドウにもならんと言われ消沈
更に翌日には
理化実験室の兎達が無残に惨殺される事件が起こり
惨状を見たコリガンは唖然とし言葉少なに立ち去った
堪らなくなったノリスは廊下にいたステッグマンを
物凄い剣幕でトイレに押し込み殴ろうと手を振り上げるが
不敵に笑うステッグマンは”やれよ”とノリスを逆に煽る
”俺は教師だ”・・・
必死に思いとどまったノリスを見たステッグマンは
なんと
自分で鏡や洗面台に顔を打ちつけ血みどろになって
駆けつけた守衛達に”ノリスにやられた”と訴えた
追い詰められたノリスは校長に無実を訴え
ステッグマン達の悪行を話すが証拠は一切無い
訴えられたノリスは異常な過保護のノリスの母に会うが
話を聞いてもらえず門前払いされてしまい
母の前では猫を被るステッグマンはノリスに対し
”また家に来たら殺してやる”と脅迫した
完全に頭に来たノリスは駐車場に停めてあった
ステッグマンの車を破壊して憂さを晴らし
怒ったスティッグマンは教室に乗り込んできたが
ノリスは平然と言った”証拠があるのか?”
守衛が監視している為に手が出せないステッグマンは
怒りの矛先をノリスと刑事が校内で話している際
偶然傍にいたアーサーに向け入会希望のビニーを煽り
食堂で態と乱闘騒ぎを起こしてアーサーを刺させる
どうにか命は助かったアーサーを見舞ったノリスは
犯人の名を言ってくれと頼んだが彼は答えない
何故ならアーサーを刺したのはビニーであり
スティッグマンが首謀者である事には繋がらないのだ
・・・・・・
傷心のノリスは同じくノイローゼ気味のコリガンを誘い
両夫婦でバーべキューをしたが
やはり教育に対する崇高な夢も希望も失ったコリガンの
傷は深く慰めにはならなかった
翌日
コリガンの教室の前には校長や守衛
更に沢山の生徒達が集まっていた
なんと教室でコリガンは
生徒達に銃を突き付け恐怖授業をしていたのだ
シーンとする教室の中
先に銃を突きつけられたのはドラックストア
震えるドラックストアはコリガンの質問に正解し
喜ぶコリガンは駆けつけたノリスに笑顔で言う
”この子が答えを言ったのは始めてだ!”
次々と銃で脅しながら生物の質問をするコリガンは
遂にスティッグマンに銃を向けて質問する
”両性生物とは?”・・・・・・・・・
すると答えられないスティッグマンに
”落第だ”と言って引き金を引こうとするコリガンを
ノリスは後ろから押さえ手を上に上げた
!バーン!銃は天井に向けて発射され
生徒は全員悲鳴をあげて逃げ出したが
興奮するコリガンを家に送ると言ったノリスに
校長は警察を呼んで精神病院へ送るといい
遂にノリスも校長に怒鳴った
”生徒は放任して教師は警察に逮捕させるのか!”
・・・・・・・・・・
落ち着いたコリガンは”もう大丈夫だよ”と言って
フラフラと学校を出て行ったが・・・
夜
コリガンは車でスティッグマンを轢き殺そうとし
逃げるスティッグマンを何度も物を破壊しながら追い続け
最後には他車にぶつかり爆発して死んでしまった・・・
余りの事にノリスは落ち込むが怯える妻ダイアンに
明日の演奏会が終わったら実家に避難してくれと言い
ここで敵前逃亡は出来ないと言って
もう一度病院のアーサーを説得してビニーの名を聞き出し
警察に逮捕させたがビニーは黙秘を貫き
24時間の拘留期限が過ぎてしまい
彼等は全員釈放されてしまった
怒りのノリスは担当刑事に詰め寄るがどうにも出来ない
仕方なくアーサーの身辺保護を願い出て警察も了承するが
刑事はノリスに言った
”君はどうする?君も危ないんだぞ”
演奏会の夜
指揮者のノリスはスーツで学校に行くと
廊下で待ち構えていたステッグマン達が
”未来は俺が握っている”と言い残し去って行った
不気味さを感じたノリスだったが
そのまま演奏の準備に入る
だが・・・・
ステッグマン達はノリスの家に向かい
なんとダイアンを襲って拷姦し写真を撮って
拉致し学校に連れて行った・・・・・・・
ホールで準備をしていたノリスは
ダイアンが拷姦されている写真を渡されて驚き
入り口で笑っているパツィを追いかけたが
誰も居ない本校舎で待ち伏せられ袋叩きにあう
倒れたノリスを力任せに殴るバンヤードを
”ジックリ痛めつけるんだ”と
ドラッグストアが一旦止めて姿を隠すが
ダイアンを助けようと必死なノリスは立ち上がり
彼等を追って体育館に行った
すると2階に泣き叫ぶダイアンを抱えたステッグマンが
姿を現し”俺をやれ〜!”と叫ぶノリスに
皆はロープでターザン蹴りを喰らわせまたも姿を隠す
追っても同じ事の繰り返しだと悟ったノリスは
自分から姿を隠し工作室に潜んでいた
ノリスを見失った皆は手分けして探し始め
工作室に入ってきたファロンとノリスの死闘が始まった
電動鋸でノリスを殺そうとするファロンだったが
逆襲したノリスはファロンの片腕を切断し
それでも向かってくるファロンを鋸の上に押し倒して
殺害した・・・・
ファロンの死体を発見した皆は怒り
今度はガレージに隠れていたノリスをドラッグストアが
発見して迫るがノリスは予め床にガソリンを撒いていて
火を持ったままドラッグストアに詰め寄った
”妻は何処だ?”
だがドラッグストアは不敵に笑い
”お前の女房は俺たちに回されて喜んでいたぜ”と
ノリスの怒りに火を注ぐ・・・
怒ったノリスは床に文字通り火を注ぎ
全身火達磨になったドラッグストアは絶叫して焼死した
彼の悲鳴を聞いて駆けつけたバンヤードとパツィ
怒りのバンヤードはノリスを持ち上げ殴りつけるが
ノリスは工具でバンヤードの頭部を叩き倒す
するとパツィは車に乗って突進!
だがノリスは身をかわし後ろにいたバンヤードは
車と壁に挟まれて圧死し運転していたパツィは
衝撃で落ちてきた中2階の車に押し潰された
虫の息のパツィにダイアンの居所を聞いたノリスは
最後の対決に屋上に向かった
ダイアンを抱えて待っていたステッグマンは
ナイフで彼女の胸を切るとノリスが飛びかかり
2人の最終対決が始まったが
大人の力で殴りまくるノリスが優勢で
殴り飛ばされたステッグマンは天窓を突き破り
ロープに腕だけで掴っていた
”助けて先生 僕はまだ子供なんだ”
一瞬悩んだノリスだったが・・・
腕を掴めと手を伸ばした
すると
片手でポケットからナイフを取り出したステッグマンは
”死ね!”とナイフを突きつけてきた
咄嗟によけたノリスは渾身の力を込めて
ステッグマンを殴りつけた・・・・
ロープが首に絡まったまま落ちて行ったステッグマンは
演奏会の真っ只中に首吊り状態になってぶら下がった
会場に悲鳴が撒き起こる・・・・・・・・・・
ノリスはダイアンと抱き合った
・・・ノリスは起訴されなかった・・・・
・・・目撃者がいなかった為である・・・
ペリー・キング
:ノリス
ロディ・マクドウォール
:コリガン
メリー・リン・ロス
:ダイアン
マイケル・J・フォックス
:アーサー
ティモシー・ヴァン・パタン:ステッグマン
ステファン・アーングリム:ドラッグストア
キース・ナイト:バンヤード
リサ・ラングロワ:パツィ
ニール・クリフォード:ファロン
エリン・フラナリー:デニーン
アル・ワックスマン:刑事

原題:Class of 1984
監督:マーク・レスター
製作:アーサー・ケント
製作総指揮:マーク・レスター
メリー・リン・ロス
脚本:マーク・レスター
トム・ホランド
ジョン・サクストン
撮影:アルバート・ダンク
音楽:ラロ・シフリン
主題曲:アリス・クーパー
SAW 3D / ソウ ザ・ファイナル
2010年 アメリカ作品
「注:ストーリーはラストまで掲載しています」
「未見の方は解説以下予告動画後ご注意下さい」
監督はSAW1 から全作の編集に携わり
前作SAW6で初めて長編映画の監督を担った
ケビン・グルタート で
撮影開始直前に既に内定していた
ハックル監督との劇的な交代劇で撮影の幕が開けた
本作でファイナルと銘打ったこの人気シリーズは
本来パート8までの製作が決まっていたが
SAW6の興行収益が大幅に期待を裏切る結果となり
パート7と8を統合 3D化されての公開となる
当然3Dで撮影するために高額な制作費が圧し掛かったが
製作会社ツイステッド・ピクチャーズは
今までのシリーズ制作費の凡そ1.5倍約1845万ドルと
見積もったコストは合作の恩恵と人気シリーズの
ファイナルという話題性で
より多くの集客が見込まれると判断
今年4月
2ヶ月間に及んだ撮影は無事に終了した
キャストは
1作目からの主人公 既に死亡しているジグソウ役を
シリーズを通し全作に出演して来た
トビン・ベル がラストを飾る演技を披露し
伝説の幕開けとなったシリーズ1作目に登場した
ケアリー・エルウェズ が復帰して話題の中心となった
他にも各パートから同役でコスタス・マンディラー や
ベッツイ・ラッセル 等も変更無しで出演しており
時折挟まれるフラッシュバック等にも出てくる懐かしい面々
そして今までの生還者なども多く出演していて
ファイナルを飾るに相応しいキャスティングとなっている
内容は
前回自力で罠から脱出したホフマンが
今まで全く見せなかった超人振りと
驚くような天才的な頭脳を惜しげなく披露して
復讐の為に更なるトラップを張り巡らし
警察に逃げ込んだジルを捕らえようと
全米史上最悪の警官大量殺害を実行するが
同時に進行する偽りの生還者に仕掛けられた罠
本当のジグソウの協力者は一体誰だ?という物で
SAWを最初から全部見ているファンに向けた
サービス精神たっぷりの物語だが
初見で本作を見た人にはまるで意味が通じない
後日
公開が落ち着いたら加筆するつもりだが
本作は全シリーズに燻っていた謎や疑問を
全て払拭し犠牲者の繋がりや背景
更にはその生死の行方も判明した事になると
製作者サイドでは豪語しているが
真の後継者の今後の行方等も気になるところで
全7作で完成したかに見える
壮大なジグソウパズルに実は形が不明確で
無理に押し込んだピースの欠片や
本当は欠けているが見え難い空のピース等
決して粗探しで無く心に引っかかる物が
残っている気がするのだが・・・
一応今の所はこれで
・・・ゲームオーバー・・・・
「注:ストーリーはラストまで掲載しています」
「未見の方は御注意ください」
自分の片足を鋸で切断したゴードンは
監禁部屋から脱出すると長い通路を這いながら進んでいた
だが簡易な止血では出血は止まらず通路はまるで
ナメクジが歩いた後のように血の跡が線を描く・・・・
一緒に監禁されていたアダムは繋がれたままゴードンの
奇跡の生還を待つしかなかったが
突然中央に倒れていた自殺死体が起き上がり
”ゲームオーバー”と言ってドアを閉めて出て行った・・・
・・・外科医のゴードンはその出血量で青ざめ
もはや死を覚悟したが必死で進むと前方に”生”への道が見えた
蒸気を噴出し高温になっている鉄のパイプシャフト
ゴードンは躊躇う間もなく自分で切断した足の切り口を
灼熱のシャフトに押し当て地獄の苦しみを味わいながら止血した
人が群がる朝の大通り
ショーウィンドウに飾られていたのは人形ではなく2人の男だった
気絶しているのか動かない男達の間には滑車が有り
椅子に固定された2人の前には大きな電動丸鋸が設置されていた
一体何が始まるのだ?
道行く人々は足を止めショーウィンドウの前に集まりだし
これから起こる恐ろしい光景の目撃者となるのだ
目が覚めた繋がれた男2人
ライアンとブラッドは顔見知りだったが
もっと驚いたのは天井に括り付けられた女性ディナの存在だった
すると三輪車に乗ったジグソウの人形が現れ
ゲームのスタートを告げる
”ディナはお前達を騙し両人と付き合っていた生悪女だ”
”君達2人が鋸を押し合いどちらか死ねばディナは助かる”
”または君達が何もしなければディナは60秒で死ぬ”
”この奇妙な三角関係を解消出来るのは君達だけだ”
”さぁゲームスタートだ”
途端に電動丸鋸は回転を始め外で全てを聞いていた
”目撃者”達もざわめき立ったが
窓ガラスは防弾で割れない構造になっていて
誰も助ける事は出来ない・・・
最初は鋸を必死に押し合っていた2人だったが
優勢な方の男を”愛してる”とコロコロ態度を変えるディナに
あきれ果てた2人は押し合うのを止めてしまい
駆けつけた警官も間に合わず60秒が経過したディナは
鋸に腹部を切断され公衆の面前で処刑された・・・・
ジグソウの意思を尊重した
ジルの罠にかかり顔面に殺人装置を取り付けられたホフマンは
残り時間ギリギリで鉄格子に罠を挟み顔を引き裂くはずの罠を
力技で抜け出したが頬が裂けて雄叫びをあげた
だが殺すつもりで罠を仕掛けたジルはその様子を見て逃げ出し
物影に隠れて震え怯えていた
部屋から脱出したホフマンは罠を持ってその場を去り
ホッとしたジルは逃げ出すが
秘密工場に戻ったホフマンは裂けた頬を自分で縫いながら
ジルへの復讐を誓う・・・・・・・
警察に逃げ込んだジルは司法取引で命の保障を願い出て
内部調査官であるギブソン刑事にホフマンがジグソウの
協力者であった事を告白し全ての証拠を差し出した
現役の刑事がジグソウの協力者であった事に驚いたギブソンは
すぐさまスタッフを揃えホフマン逮捕に動き出し
ジルは身の安全を保障され警察が用意した場所に軟禁された
TVではジグソウの罠から生還したボビー・デイゲンが
自分が体験した恐ろしい罠と生還して生まれ変わり
美しい妻とめぐり合って今は生きる喜びに震えていると
感動の話を熱弁していたが
彼の仲間で弁護士と演出を担当するニーナとスーザンは
打ち合わせでは妻ジョイスを呼び寄せ
カメラの前でキスをするはずだったと
自分の言葉に酔いしれているボビーに釘を刺した
だが反省するボビーと違いジョイスは”感動した”と言って
彼に寄り添っていた・・・・
次はジグソウの罠から抜け出した”生還者の会”に出席するのだ
自動車解体廃棄工場
異常な叫び声を聞き廃車の中で目を覚ました男エバンは
背中と腕に異常な痛みを感じる
彼の背中と腕の裏は車のシートに接着されていたのだ
更に見ると叫び声の主は彼が組織した人種差別グループの
男女メンバー3人ダン、カーラ、ジェイクだった・・・
カーラはジャッキアップされた車の下に縛られタイヤが迫り
ダンは顎や腕を環や鎖で繋がれそれらは連動している
そしてジェイクは車の正面入り口に縛られていた
するとデッキに差し込まれていたテープが回り出し
彼等のゲームが告げられた
”君達は人種の違いを理由に肌の色が違う人間に”
”様々な仕打ちを加え続けてきた人種差別者だ”
”だが人間の血や肉は皆同じ色をしている”
”30秒以内にシートから身を剥がし”
”目の前のレバーを引いて仲間を救え”
カウントダウンが始まると車のエンジンが掛り
カーラの頭上でタイヤが高速回転を始めた・・・
”何とかしろ!エバン!”皆の悲鳴と怒号の中
エバンは必死で体をシートから剥がすが
接着は強力で剥がれるのはエバンの皮膚だった
血みどろになりながらも必死に剥がそうとするエバンだったが
タイムオーバー
ジャッキは外れカーラはタイヤにミンチにされ
連動した鎖にダンの体は引き裂かれて急発進した車は
ジェイクごと壁を突き破り廃車に衝突した車から
背中の皮膚が全部剥がれたエバンが飛び出して死んだ・・・
生存者の会
それはジグソウの罠からその身を犠牲にして助かった
人達が集まりお互いの心情を語り合って
恐怖のダメージを克服する会だったが
今日の会合に参加した有名人ボビーの為に
ビデオカメラやスタッフが回りを取り囲んでいた
異様な雰囲気の中 恐怖体験を話し
泣き崩れる女性達だったが
自ら片腕を切断して生還したシモーネは
とても皆のように生きていて良かったとは思えず
暴力夫を犠牲にして助かったシドニーに噛み付く
するとボビーが話しに割って入り自分の傷跡を見せると
話を美談にすり替えてしまった・・・
感動的なボビーの話しに頷く皆だったが
奥の暗闇で嫌味な拍手をしている男がいた
なんとその男は片足を切り生還したゴードンだった
”少々怪しいが実に素晴らしい精神だ ”
”キットこのDVDは売れるだろう”
”ありがとう 出演者に入れてくれて・・・”
ゴードンの登場で終了になった撮影が終わると
ボビーは”あの男はただの古株だ 心配ない”と
仲間のニーナとスーザンに言って
自分の車に向かったがジョイスの姿が消えており
暗闇から現れた何者かに自分も拉致されてしまう
その頃
発見された自動車解体工場の遺体を調べていた
警官達は突然爆発した関係ない車に驚いていたが
”なぜ?意味の無い爆破をする必要がある?”
”キット何か目的があるはずだ”と
ギブソンは考え工場内に戻ると
鏡に”自分で調べろ”というメッセージと
ホフマンの肉片が付着した顔面破壊装置を発見した
やがて
鉄の檻籠の中で目を覚ましたボビーに
ゲームが告知された
”君は罠に捕らわれた事も試された事も無い”
”今日 その嘘が現実になる”
”60分以内に障害を乗り越え妻を救え”
そしてモニターには鎖で首を繋がれて
泣きながら助けを求めるジョイスの姿が映し出された
そう
ボビーは友人ケイルとバーでTVの中のジグソウ被害者を見て
狂言を思いつき体に偽の傷を作り恐怖に打ち勝ち人生が変ったと
本を出版して儲けていたのだ
過去ボビーのサイン会に現れたジグソウは彼に警告していた
”古代エジプトでは公の場で嘘を付いた者は奴隷にされる”
タイマーがカウントダウンを始めると空中に吊られた檻の床が開き
下には鋭い棘が現れたがボビーは檻にぶら下がり揺すって飛び降り
何とか最初のトラップを抜け出しドアに向かった・・・
一方ホフマンに
ジェットカートでバラバラにされる夢を見たジルは飛び起きたが
興奮した様子のギブソンが例の顔面破壊装置を持って現れた
”これには君の指紋がべったり付いていた”
”ホフマンを殺そうとした事を何故黙っていた!”
するとジルは怯えながら”ここもホフマンに見つかる”と言ったが
ギブソンは絶対大丈夫だと言って部屋から出て行った
しかし・・・
そこは既にホフマンにばれていて郵送でDVDが送られてきていた
DVDを再生するとそこにはホフマン自身が写っていて
”やぁギブソン ジルを渡してくれ”
”そうしないと犠牲者が増えるぞ”と言っていた
焦ったギブソンはジルを警察署内の独房に移送する・・・・
ドアを開けて床の印に誘われて進んだボビーは
次の難関に到着した
その部屋には広報担当のニーナが捕らわれていて
固定された彼女の口から紐が垂れ下がり
彼女の首の四方向には鋭く尖った鉄パイプがセットされていた
そしてゲームが告げられる
”広報担当のその女は君の嘘を知りながら協力していた”
”今日彼女は口を閉ざし沈黙を守らねばならない”
”60秒以内に彼女の胃の下にある鍵を取り出せ”
ボビーはニーナの口から出ている紐を引っ張ると
激痛に彼女は騒ぎセットされている音声センサーが反応し
彼女の首に鉄パイプが迫ってきた・・・
驚いたボビーは咄嗟に彼女の口を手で塞ぐと
パイプは止まるが時間が無い
ボビーは小声で”絶対声を出すな!”と言い
もう一度紐を引くとやはり胃を破られる激痛にニーナは騒ぎ
またもパイプが動き出す!!
もう一度彼女の口を塞いだボビーはタイマーを見て焦り
”ガマンするんだ!”と言って紐を引くと
肉片が付着した鍵を引きずり出した!
しかし鍵を解除する間にニーナは喘ぎ声を出してしまい
パイプが喉に突き刺さって死んでしまう・・・・
”何故!声を出した!”死んだニーナに絶望しながら
ボビーは次の部屋に向かった
”献身で己の価値を確かめろ”と
書かれた部屋に入ったボビーは
捕らえられていたスーザン救出試練に立ち向かう
両目と口に尖った鉄パイプが迫るスーザンを救うには
重りを両手で持ち上げ続けなければならない
必死に重りを持ち上げたボビーだったが
両脇腹に鉄パイプが食い込み激痛が走る
ぐあぁ・・2度3度とトライしたボビーだったが
タイムオーバー・・・スーザンは死んだ
対策を練っていたギブソン刑事は警察のPCに送られた
ホフマンからの再メッセージを見て彼の背後に映った映像で
長年忘れていた場所を思い出し急行した
その場所は昔、暴漢に襲われたギブソンが
暴漢を撃ち殺したホフマンに助けられた場所だった
しかし当時ギブソンはホフマンの残忍な行動を内部告発
だが何故か彼は昇進したが自分は左遷され
結局は内部調査員になった経緯があったのだ
何故ココに彼が居たのか?そのメッセージの意味を
理解したギブソンはホフマンの居場所と思われる
旧倉庫に向かう
同じ頃 警察には駐車場の防犯ビデオが届き
刑事達はボビーが拉致された事を認知し捜索に乗り出す
”中傷者は無視しろ”と
書かれた部屋に入ったボビーは
首にロープを括られ目隠しされたケイル救出試練に立ち向かう
だが中央にぶら下がった鍵まで辿りく付くのは至難の業だった
床が抜けたその部屋には渡り板が複雑に組み込まれ
足を踏み外せば奈落の底に落下してしまう
与えられた時間は60秒
ボビーは目の見えないケイルを誘導し危険な板を渡る
何度も落ちそうになり必死で中央近くまで寄ったボビーは
やっと取れた鍵をケイルに投げ渡すが無情にも
鍵はケイルの手から滑り落ちタイムオーバー
ケイルはロープに引っ張られ天井から吊り下がって
絞首刑になってしまった・・・・
次の試練の部屋に入ったボビーは
自分の歯の裏に書かれた数字を歯を抜いて見なければならない
置いてあったペンチを使い
2本の奥歯を血みどろになって抜くボビー
すると漸く現場に到着したギブソンとスワット達は
ボビーの友人達の死体を発見し彼の後を追いながら救出に迫ったが
ホフマンからネットで送られたメッセージの
送信元を突き止めたと連絡が入り
スワット達にこの現場を任せて
ギブソンは送信元であった自動車解体工場へ
別のスワット達と共にホフマン逮捕に向かった
血を吐きながら歯を抜いたボビーは裏に書かれた数字を押すと
遂にジョイスが捕らわれている部屋に辿り着いた
だが高圧電線で囲まれている部屋の中央には近寄れず
最後の試練が待っていた・・・・・・・・・
自動車解体工場に辿り着いたギブソン達は
”自分で調べろ”と書かれていたガラスを破り
隠し通路を発見して中に進むと
遂にホフマンの犯行に使っていた部屋を発見したが
椅子に座って居たのは死体置き場へ送ったはずの
ダンの死体だった・・・
”しまった!”
恐らく派手な車の爆破に気を取られていた間に
現場に隠れていたホフマンは死体袋を開けて
死体を取り出しここに置いて
自分が袋に入って警察署に侵入して居るに違いない
”留置所のジルが危ない!”
そう直感したギブソンは署に電話し
急いで警官達を署に戻らせるよう指示したが
突然床からガトリングガンが飛び出し
ギブソン達は全員蜂の巣になってしまった
ボビーに課せられた最後の試練
それは自分が本に書いた虚偽のトラップ
両胸の筋肉にフックを刺し鎖を登り切り
両手を離してフックだけで体重を支え
両手でジョイスのトラップ解除スイッチを
繋げねばならない物だった
”一体どうゆう事なの?”
試練の説明を聞いていたジョイスに
自分は今まで嘘を吐いていたと正直に話したボビーは
”愛してる”とジョイスに告げると
自分の両胸にフックを串刺しにして鎖を登る
”私も愛してるわ 貴方なら出来る 信じてる”
泣きながら応援するジョイスだったが
タイムリミットギリギリで漸く登りきったボビーは
鎖から両手を離し解除スイッチを繋げようとしたが
無情にも両胸の肉が裂け落下してしまった
タイムオーバー
60分のカウントダウンは終わり
機械が発動して鉄の釜に囲まれたジョイスは
途轍もない炎に焼かれボビーの目の前でゆっくりと
焼死してゆく・・・・・・
更に
突入していたスワット達も毒ガスにやられて全員死亡した
警察署内
死体袋が開けられ中に潜んでいたホフマンは
検視官を刺し殺し捜査で手薄になっている署内を進み
次々と同僚を刺し殺して遂にジルに辿り着いた
恐怖に慄くジルは余裕で近づくホフマンの首にペンを刺し
逃げ出したが勝手が分からない警察内部では隠れる所も少なく
直に見つかってしまいお腹を蹴り飛ばされて気を失う・・・
証拠保管棚から顔面破壊装置を取り出したホフマンは
気を失っているジルを椅子に縛りつけ
自分がやられたように彼女に装置を取り付けて
1分タイマーをONにした
気が付いたジルは絶望的な状況を理解し
必死にホフマンに目で訴えたが無情なホフマンは
黙って彼女を見つめていた・・・・
残り数秒・・・死を覚悟したジルには
幸せだった頃のジグソウ いや ジョンとの思い出が
走馬灯のように蘇ったが タイムアップ
装置が作動し彼女は顔面を破壊されて殺された・・
ゲームオーバー
冷たく云い放ち警察署を出たホフマンは工場に戻り
大金の入った逃走用バックを持ち出し
証拠を全て焼き捨てて工場を脱出したが
物影に隠れていた3人の豚のマスクを被った者達に
殴り倒されてしまった・・・
まさか!
マスクを取った正面の男を見上げたホフマンは
全てを理解した・・・・・・・・・
笑ってホフマンを拉致する男はゴードンだった
切断した足を焼きゲームをクリアしたゴードンは
気絶する直前ジグソウに助けられ義足を付けてもらい
今までジグソウが仕掛けたトラップ
特に鍵を眼下に埋め込む手術や目や口を縫う作業
そしてジグソウの延命措置を強要されたリンを選び
影となり彼を手伝っていた真の後継者だったのだ
気絶から目を覚ましたホフマンは
嘗てゴードンが捕らわれた地下のバスルームに
片足を繋がれ彼と同じ状況にされていた
一瞬で状況を把握したホフマンは
中央に落ちていた鋸を拾おうとしたが
ゴードンが奪い去り無情にもドアの外に投げ捨てた
ホフマンに助かる術はもう何も無かった・・・
電気を消してドアから出て行くゴードンに
ホフマンが叫んだ!
”それだけは止めてくれ・・・・!”
だがゴードンは重いドアを両手で閉めて言った
・・・ゲームオーバー・・・
トビン・ベル :ジグソウ/ジョン
ケアリー・エルウェズ :Dr.ゴードン
コスタス・マンディラー :ホフマン刑事
ベッツイ・ラッセル :ジル
ショーン・パトリック・フラナリー:ボビー・デイゲン
ジナ・ホールデン:ジョイス
チャド・ドネラ:ギブソン刑事
ローレンス・アンソニー:ロジャース刑事
ディーン・アームストロング:ケイル
ナオミ・スニッカス:ニーナ
レベッカ・マーシャル:スーザン
原題:SAW 3D
監督:ケビン・グルタート
脚本:パトリック・メルトン
マーカス・ダンスタン
製作総指揮:リー・ワネル
製作:マーク・バーグ
ジェームズ・ワン
プロデューサー:マーク・バーグ
オーレン・クルーズ
撮影監督:ブライアン・ゲッジ
デザイン:トニー・イアンニ
編集:アンドリュー・クーツ
衣裳:アレックス・カヴァナ
キャスティグ:ステファニー・ゴリン
音楽:チャーリー・クロウザー
ヒッチャー
1985年 アメリカ作品
心臓急停止
監督は本作がデビューのロバート・ハーモン で
脚本も本作が初著書だというエリック・レッド による
執筆だというから驚きだが
よく調べてみるとやはりエリックは売れてはいないが
小説やショートストーリーを手がけていた
サスペンス映画として紹介された本作であるが
公開当時は賛否両論の嵐に巻き込まれ
一般の評価は意味不明であると
素晴らしい傑作であるに一時的に別れてしまったが
上映から数ヵ月もしないうち”傑作”と
賛辞する声が優勢を極めたようだ
主演はE.T を始め数多くの映画に出演している
C・トーマス・ハウエル で
03年に作られた続編 にも登場して話題を呼んだ
ヒロインはリッジモント・ハイ で
当時超人気アイドルスターだった
フィービーケイツ と共演し共にヌードを披露した
ジェニファー・ジェイソン・リー だが
なんと言っても本作が今や伝説の名作と
呼ばれるまでに人気を定着させたのは
ブレードランナー のレプリカント
ルトガー・ハウアー の演技力と
恐らく元から持っているだろう
カリスマ性であるに違いない
内容は
殺人鬼ヒッチハイカーを乗せてしまった男が
何故か彼に気にいられ執拗に付きまとわれ
殺人鬼の汚名まで課せらてしまうと言う物だが
その恐怖の演出は素晴らしく実に巧妙狡猾な
殺人鬼ジョン・ライダーの表情と少しの台詞
そして
理不順な行動に伴って流れる音楽で表現されている
つまり殺人鬼ジョン・ライダーのキャラクター像を
よりミステリアスに描きあえて正体を明かさないことで
観客の好奇心を刺激する手法なのだが
当初撮られたオリジナル版は
長尺物で2時間50分を超えてしまい
ハリウッドの削ぎ落としによって編集された
約97分の劇場公開フィルムが
余計にその効果を増幅する結果になったのかもしれない
07年にはマイケル・ベイ 率いる製作チームが
リメイク を作り出した
ショーン・ビーン の演技は決して悪くなかったが
残念ながらオリジナルを凌駕するには至らず無念
やはりルトガー・ハウアーのジョン・ライダーに
尽きる映画なのかもしれない
雷雨のハイウェイ
一路サンディエゴを目指し車を自走輸送していたジムは
暗い夜道と反射する光で見え難い運転に疲れ
危うく事故を起こしそうになるが
そんな雨の中 道路脇に佇む1人の男を拾った
眠気を紛らわす話し相手が欲しかったジムだったが
その男は名をジョン・ライダーを名乗ったきり
ジムの質問をはぐらかしタバコを要求して
目的地は告げなかった・・・・
暫くすると前方にドアを開けたままの車を発見し
車の傍に寄ろうとしたジムだったが
突然ジョンが妨害し車を加速して前進させた
慌てたジムは車を止めて”ここで降りてくれ”と
少し怖がりながらもキッパリと言い放ったが
男は無言でドアを開けタバコを投げ捨てると
”俺は ここに居たい”
”運転しろ”と言い出してニヤつく・・・
男の不気味さを感じ取ったジムだったが
少しでも男を知ろうとして質問する
”さっきの車は?人が乗っていたようだったけど”
すると男は
”ガス”と答える
なんだ!ガス欠で停まっていたのか
じゃあGSまで行けば良いと
少し安心して車をスタートさせたジムだったが
それは無理に自分を納得させる楽天的な考え方だった
案の定ジョンは”GSに行っても買うのはタバコだけだ”と
不気味な事を言い出し
堪り兼ねたジムは”何が望みだ!”と叫んだ
するとジョンは大声で笑い出し
恐怖から一時的にでも開放されたいと願うジムも
一緒に笑う・・・”あはははははは”・・・
これで少しは人間的な会話が出来るかもしれない
淡い期待を抱いたジムは笑いながら質問した
”何が可笑しい?”
するとジョンは笑い続けながら遂に正体を明かした
”さっきの車の運転手もお前と同じ事を言った”
”何が望みだ!とな”
”お前の前に俺を乗せた男だ”
”もう歩く事も出来ん”
”何故なら俺が奴の足を切ったからだ”
”そういえば腕も・・・首も切ったな”
そう言い終えるとジョンはジムに死刑宣告をする
”お前も同じ目に遇う・・・”
必死に感情を隠しジムは沈黙したまま車を走らせ続けたが
道路の前方が道路工事のため片側通行になっていた
すると誘導員の指示に従い車を止めたジムに
ジョンがナイフを突き付ける”判ってるな?”
寄って来た誘導員の質問にろくに答えられないジムだったが
やがて通行可能になり 恐怖のドライブは再開される
ナイフをしまわずジムの顔をなぞるジョンは
恐ろしい事を言い出す
”目玉を突き刺すと どうなるか知っているか?”
”のどを掻き切ると血が噴出す ドバーっとな”
堪らず咳込みながら半分泣き声でジムが言った
”何が望みなんだ?”
すると一瞬真顔に戻ったジョンが
”俺を 止めてくれ・・・・・”と呟いた
堪えられなくなったジムはとうとう泣き出し
”ナイフを持ってる 止められないよ”と
慈悲を乞うがジョンは冷淡に見つめて
”泣いても無駄だ どうせ死ぬんだ”
”俺を止めてみろ”と容赦なく続け
”俺の言う通り言え”とナイフを顔に当てて強要する
”I want to die””そら言え”
”あい〜〜う お ん と〜〜とぅうう”
ジムは泣きながら途中まで言ったが
ドアの半ドアサインを見て叫びながらジョンを押し
走っている車から叩き落とした
”死にたくない〜!”
車から転がり落ち道路に倒れたままのジョンを
バックミラーで確認したジムは
感極まってクラクションを叩きながら絶叫した
”やった やったぞ ザマ見ろ〜”
そのまま朝になった道路を走り去ったジムだったが
ジョンは起き上がり去っていく車を
何故か半笑いで見つめていた・・・・
昨夜の雷雨と悪夢がまるで嘘のように晴れ渡った空
順調に走行を続けていたジムは後ろから来た
家族が乗ったバンに追い越された
後部座席に乗っていた子供は笑顔でジムに手を振ったが
その隣には縫い包みを持って子供にキスするジョンが
同乗していた・・・・・・・・!!
”大変だ!”
驚いたジムは対向車線に出て猛スピードで横に並び
運転している親達に
”車を止めろ! その男は殺人鬼だ!”と
必死に呼びかけるが当然声は届かない
すると正面にバスが現れ驚いてハンドルを切ったが
軽く接触してしまい回転してエンジンが止まってしまった
バスも停まり慌てて運転手が駆け寄って来たが
ジムは必死にエンジンをかけると
そのまま行ってしまったバンを追いかけた
暫く進むと前方にバンが停まっていた・・・
ジムは車を降りてゆっくり近づき中を覗いた
・・・・・・・・・・・・
バンからは血が滴り落ちジムの靴を濡らし
急いで車に戻ったジムはあまりの惨状に嘔吐
電話を探しに車を発進させる
惨い砂嵐が吹き荒れる砂漠地帯にGSを発見したジムは
車を降りて電話を探すが、そこは廃墟だった
仕方なく車に戻ろうとしたジムだったが
突然!ジョンが現れた
驚いたジムは声も出せず固まってしまったが
ジョンは不敵に笑うとジムの車のキーを投げて寄こし
そのまま通りかかった4駆をヒッチハイクして
乗り込んで去って行った
慌てて追いかけ4駆を止めようとしたジムだったが
車は去ってしまい仕方なく後を追う
間もなくするとGSに辿り着いたジムだったが営業前で
人はおらず店には鍵が掛っており電話も使えない
すると
突然車庫から4駆を奪ったジョンが現れ
給油ボックスを車で破壊しガソリンが漏れ出した
ガソリンで滑り中々逃げられないジムは
マッチを持ってニヤつくジョンを見て恐怖に駆られ
なんとか車に逃げ込むと
ギリギリのタイミングでジョンは火のついたマッチを
地面に落としGSは大爆発
車にも火は燃え移ったが猛スピードでジムは脱出した
走り続けたジムはドライブインへ辿り着き
店に飛び込んだがやはり開店前・・・
だが店の中には開店の準備をする店主の姪ナッシュが居た
必死でドアを叩くジムの異常な状態を察したナッシュは
怖がりながらもドアを開け簡単な朝食を作る
警察に電話し事態を説明したジムは
漸く落ち着いてナッシュが作ってくれた朝食を食べたが
フライドポテトの中に何時の間にか人間の指が混ざっていた
”うわぁ!”
嘔吐しながら外に出たジムだったが丁度警察が到着
すると
”地面に伏せろ!”と銃を向けられ身体検査されたジムの
ポケットには血がついたナイフが入っていた
”あいつが入れたんだ! 僕は犯人じゃない!”と
必死に訴えるジムだったが、既に殺人事件は発覚しており
ジムは逮捕されてしまう
小さな町の警察署で尋問を受けるジムだったが
免許証から車検証に至るまで身分を証明する物は
全てジョンに持ち去られていた
更に陸送会社も休日で休みのため連絡が取れず
唯一の肉親である兄も不在だった為
州警察が来るまでジムは身柄を拘束され牢に入れられる
時間が全ての誤解を解消してくれると信じたジムは
恐怖の連続から一時的に開放され寝入ってしまった
が
夢か現実か?銃声で目を覚ましたジムは
牢が開いていることに驚きながらも
シーンとして人の気配が無い署内を見て愕然とした
なんと3人の警察官は全員殺されており辺りは血の海
このままではまた自分に疑いが掛ると思ったジムは
拳銃を奪い逃走したが岩棚の影から警察署を見ると
沢山のパトカーが集まって大騒ぎになっていた
岩棚を超え草原を横切って歩くとストアを発見
公衆電話に駆け寄ったジムだったがパトカーが1台やってきた
このままでは捕まる 警官殺しは重罪だ!
そう思ったジムは降りてきた2人の警官に銃を向け
1人を施錠させると もう1人にパトカーを運転させ乗り込み
無線で責任者である保安官を呼び出させ
必死に無実を訴えると保安官はジムに自首を薦めた
納得して自首を了解したジムだったが
突然4駆が並走し現れ窓から警官2人を射殺して逃げて行った
”うわぁぁぁぁ”パニックになったジムは
パトカーから降り気が狂わんばかりに暴れたが
疲れ果て泣きながら砂漠で拳銃自殺を試みるも
引き金が引けない・・・・・・・・・・
絶望しながらも砂漠を横切ったジムはハイウエイに戻り
小さなカフェでコーヒーを注文したが
ふと気が着くと目の前にジョンが座っていた・・・
ニヤついて”気分はどうだ?”と聞くジョンに
テーブルの下で銃を構えたジムは”動くな”と威嚇したが
笑ってテーブルの下を覗いたジョンは”銃は空だ”と
余裕を決め込み指鉄砲で逆に脅す
”バン!”ジョンの声で驚き
目を瞑って引き金を何度も引いたジムだったが
やはり弾は入っておらず涙が溢れた・・・・
”何故 僕をつけまわす?”とジムが聞くと
哀れんだような表情をしたジョンは
コインを2枚舐めてジムの瞼に貼り付けると
”お前は頭が良いはずだ 自分で考えろ”と言い残し
テーブルに弾丸を5発置いて去っていった・・・・
やがてバスが停留所に停まり
バスのトイレに隠れて乗り込んだジムは
銃に弾を込め再び走り出したバスの後部座席に座ったが
なんとバスにはナッシュが乗っていた
トイレに立ったナッシュの口を塞いで
一緒にトイレに飛び込んだジムは
必死に彼女に無実を訴えるが当然信じてはもらえない
だが
恐らくカフェの通報でパトカーが現れ
バスが停車するとジムは銃をナッシュに渡し
自首するためにバスから降りた
ところが仲間を殺された警官は怒り狂っていて
完全に無抵抗のジムに銃を向け
”手につばが掛ったから拭け”と興奮していた
動けば射殺される
そんな事はバスの乗客達にも一目瞭然の事
すると
あまりの警官の横暴さに我慢出来なくなったナッシュが
銃を発砲!
”いくらなんでも酷すぎるわ”と言って
ジムを助けてパトカーを奪い一緒に逃走する
2人は保安官の所に行って自首する気だったが
直に2台のパトカーが追ってきた
ナッシュは”自首するわ”と叫んだが
問答無用の警官たちは散弾銃を発射しジム達を
射殺しようとする
左右に並走され銃で狙われたジムは
発砲のタイミングを見計らい急ブレーキ
するとお互い撃ちあったパトカーは絡んで衝突し
何度も回転して止まり誰も動かなくなった・・・・
救急の術が無いのは誰の目にも明らか
ジムはゆっくり車を走らせ
もう一度保安官の所に向かうが今度は警察のヘリが現れ
またも警告無しで銃撃を加えて来る
更に後ろから別のパトカー3台も現れ
もはや絶体絶命の危機だったが
砂漠から急に姿を現した4駆の窓からジョンがヘリに発砲
スナイパー顔負けのジョンの狙いは正確で
狙撃されたヘリは道路に落下し爆発大炎上してしまい
追走していた3台のパトカーも炎に包まれた
車を捨てたジムは”何故 彼は貴方を助けるの?”と
絶叫するナッシュの手を無言で引いて
また砂漠を横切りモーテルに辿り着いた
疲れ果てたジムはナッシュを気遣うが電話は止めさせ
誰に相談しても無駄だと今までの経緯を話した
・・・・・・
疲れて寝てしまったナッシュを起こさぬように
そっと洗面所に行ったジムだったが
何時の間にかナッシュの横にはジョンが潜んでいた
ベッドに戻ったジムは消えたナッシュに驚き
部屋を出て駐車場に停まっている
沢山のトレーラーを探したが
待ち構えていた警官に捕まってしまった
だが
”君がジム・ハルジーか?”と声をかけたのは
無線で聞いた保安官の声だった
そして何故か焦っている保安官は
”協力してくれ 君の力が必要だ”といって
エンジンを空吹かしするトレーラーに連れて行った
警官が取り囲む中
トレーラーの運転席に座っていたのはジョン
だが驚いたのはトレーラーの後部と貨物を結んでいたのは
鎖やロープでは無く泣き叫ぶナッシュの体だった
ジョンの足はクラッチを踏んでおり警官が彼を射殺すれば
当然トレーラーは発進しナッシュの体は引き裂かれてしまう
成す術の無い警官達が見守る中
保安官はジムにジョンの説得を依頼したのだ・・・
無言で助手席のドアを開け中に乗り込んだジム
すると彼を待っていたジョンは嬉しそうに微笑み
銃をジムに渡して自分の顔に向けさせた
”さあやれ 引き金を引くんだよ”
銃を構えるジムの鼓動は高まり額から汗が流れる
撃てばジョンは死ぬだろう・・だが
それは同時にナッシュの死も意味する
荒い息をし目を見開いたまま引き金を引け無いジムを見て
溜息をついたジョンはガッカリして言葉を吐いた
”なんて役立たずだ・・・骨折り損だ・・・”
直後
ジョンはアクセルを踏んでクラッチを離す
当然ナッシュの体は絶叫と共に引き裂かれ彼女は死んだ
・・・・・・・・・・・
警察署でマジックミラー越しに逮捕されたジョンを
見ていたジムに保安官は言った
”奴の身分を示すものは何も無い”
”指紋も照合したが無駄だった”
”君は治療を受けて帰るが良い”
だが
警察の尋問に何も答えないジョンを見ていたジムは
彼と少し話しがしたいと言って取調室に入れてもらった
ジムの姿を見たジョンはまたニヤつき
ジムが手を挿し出すと両手で握り返してきたが
そんなジョンに憎悪を感じたジムは彼の顔につばを吐き
取調室から追い出され保安官と車に乗って警察署を後にした
ジョンは護送車で反対方向の州警察に移送されていった
車の中でずっと考え込んでいたジムは
突然
保安官の腰の銃を奪い取ると保安官を降ろし
”すいません 奴はまた来ます”と言い
自分で運転して護送車を追いかけ始めた
護送車では やはりジョンが警官達から銃を奪い
皆殺しにしていた
護送車に追いついたジムは銃を構えたが
突然護送車の後部ドアが開き
銃を持ったジョンがジャンプして
フロントガラスを破って車内に飛び込んできた
運転手が撃ち殺された護送車はそのまま道を外れ横転
ジムは急ブレーキを踏んだ!
すると慣性の法則でジョンはフロントから道路に飛び出し
転がって身悶えする
ハンドルに頭をぶつけたジムは朦朧としながらも
キーを回すがエンジンが掛らない
すると銃を拾ったジョンが車に向けて発砲
シートの下に隠れたジムは必死にキーを回す
ジョンはゆっくりと近づきながら発砲を続け
車はメチャメチャになってゆくが遂にエンジンが掛った
するとジムはアクセルを躊躇わず全開!
撥ねられたジョンは道路脇に転がった・・・・
車を降りて銃を拾ったジムはジョンの体を突っつくが
彼はピクリとも動かない
血みどろで横たわるジョンに背を向けて
立ち去るジムだったが数歩も歩くと
ジョンは立ち上がって笑った・・・・・・・・・・・
ジムは無言で振り向き
ジョンの胸に3発の弾丸を撃ち込み
夕日の中 一人たたずんでいた・・・・・・・・
C・トーマス・ハウエル :ジム・ハルジー
ルトガー・ハウアー :ジョン・ライダー
ジェニファー・ジェイソン・リー :ナッシュ
ジョン・M・ジャクソン
ジェフリー・デマン
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ヒッチャー?(1985)(ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾) [DVD]
原題:THE HITCHER
監督:ロバート・ハーモン
製作:デヴィッド・ボンビック
キップ・オーマン
製作総指揮:エドワード・S・フェルドマン
脚本:エリック・レッド
撮影:ジョン・シール
音楽:マーク・アイシャム
フェノミナ
1984年 イタリア作品
監督はダリオ・アルジェント
イタリア否世界を代表するホラー映画の巨匠である
80年代に突入しホラー映画は新しい時代を迎え
手法も表現も転換期にあった時期に製作された本作は
アルジェント・ブルーと呼ばれた原色や強い色彩は影を潜め
白を基調とした淡い色彩が多く使われており
アルジェントの試行錯誤の様子が伺える
彼のヒット作の脚本や原案に絡んでいた
ダリア・ニコロディ は今回は犯人役で出演し
本はアルジェントとフランコ・フェリーニ が
共同作業で仕上げている
サスペリア の超自然現象と
サスペリア2 のサスペンス
その両方を取り入れ書き上げた脚本だったが
残念ながらサスペンスについては破綻しており
謎解きや犯人探しの動機表現が欠けてしまった
更に後のインタビューでニコロディは
生き残った美しく金持ちの善人と
死んだ醜い悪人の保守的な描写に苦言を呈したが
それに対しアルジェントは醜いのは容姿では無く
彼女の心であると反論してヤハリ彼等の婚姻は夢と消える
主演は
ジェニファー・コネリー
ワンス・アポンアタイム・イン・アメリカ の
オーディションフィルムを見たアルジェントは
ジェニファーの天使のような美しさと演技力に
一目惚れし内定していた女優を変更して彼女を起用
しかし
そこまで惚れ込んだジェニファーを
あの最悪の蛆湧きピットにスタント無しで飛び込ませ
数回もテイクを繰り返したというから驚きだ
注目は教授役のドナルド・プレザンス
流石に落ち着いた彼の熟練の演技は
若い女性達が多い出演者の中にあって
渋い輝きを放っていた
内容は
スイスの田舎に転校して来たある女学生は
虫と意思を疎通できる超能力を持っていて
たびたび起こる殺人事件に巻き込まれてしまうが
その特異な能力は結果的に彼女を助けるという物
一見ファンタジックな物語だが
アルジェントの映画はそんな生易しい物ではない
蛆と遺体が浮き沈みする
映画史上に残る最悪な汚水に白い衣裳の美しい娘が
顔まで落ち込み思わず目を背けたくなる醜悪な描写
更には
画面一杯に映し出される蛆虫や奇怪な昆虫達
虫蟲虫が蠢き体に集るおぞましさが観る者を
魔女映画以上に震え上がらせる代物である
先に推理サスペンス映画としては破綻していると述べたが
実際説得力には欠けるが付箋的な描写もあり
深く読み取ればそれなりに楽しめるのだが
深く何度も観なおすと別の意味で面白い発見もある
例えば
ソフィがつけたままのTV映像では
ゴブリン がライブ演奏をしていたり
ナレーションの声がアルジェントだったり・・・・
また
日本公開時ではFMで音声を流すなど
楽しい試みも試された映画であった
それと
虫刺されにフェノミナン軟膏は効かない・・・
スイス チューリッヒ郊外
デンマークからの旅行者ベラ14歳は
バスに乗り遅れてしまい山の中で途方に暮れてしまう
風も強く寒さを感じたベラは山の中を1人彷徨い道に迷うが
一軒の山小屋を発見し助けを求めた
だが小屋の中からは返事は無く
寒さに震えるベラは中に侵入し”誰かいませんか?”と
声をかけると壁に鎖で繋がれていた何者かが暴れ出し
ベラの首を外した鎖で絞め始めた
驚いたベラは必死に鎖を解いて抵抗したが片手に鋏を刺され
泣き叫びながら家を飛び出し橋を渡って川まで逃げるが
行き止まりになってしまい腹を鋏で抉られ首を切断される
切断されたベラの生首は激流に落ちて流されていった・・・
後日
腐敗した生首を下流で発見した警察は
ガイガー警部を事件の担当に任命し早速彼は
最近森で起こる少女の殺人事件や行方不明事件を解決する為
同じ森にチンパンジーと暮らす高名な昆虫学者である
マクレガー教授の元を尋ねた
蛆虫が無数に湧いている生首を見たマクレガー教授は
首の持ち主の死亡時期を虫の種類と成長具合から計算し
首が切断された時期が8ヶ月半前であると鑑定した
車椅子に座り半身不随の教授の世話は助手でもある
優秀なチンパンジー インガ がまるで人のように
こなしていたがインガは森から鋭いメスを拾ってきた
”これは危険だから触っちゃいかんよ”と
マクレガー教授は優しくインガに教えていた・・・・
その頃
やはり同じ森にある寄宿舎に
映画俳優を父に持つ美少女ジェニファーが転校してきた
父は映画の撮影で単身フィリピンに滞在
その期間は1年にも及ぶ為、母の居ないジェニファーは
弁護士が選んだここスイスにやってきたのである
迎えの車に乗ったジェニファーは車に入ってきた
蜂を手に乗せて可愛がっていたが
その様子を見た同乗していた担任教師ブルックナーは
大騒ぎ!”蜂に刺される~”とパニックを起こす
するとジェニファーは驚いて飛び回った蜂を捕まえ
”平気なのに”と外に逃がした・・・
何故か蜂はジェニファーを刺さないのである
宿舎に着いたジェニファーは昔ワグナーが住んで居た豪邸を
一部改装して使用していると聞きそのモダンな美しさに感心するが
使われていない旧舎は老朽化が進み危険であると告げられた
自分の部屋に案内されたジェニファーは
ルームメイトのソフィと直に仲良くなったが
深夜
疲れて熟睡していたはずのジェニファーに
夢遊病が発症してしまいフラフラと旧舎へ彷徨い歩き出し
森から追われて逃げてきた少女の殺害現場を目撃してしまう
だが夢から覚めぬジェニファーはそのままベランダを歩き
崩れた足元から庭の木に落下してしまった・・・
運よく怪我も無く再び歩き出したジェニファーだったが
今度は道路に出てしまい走ってきた車に軽く接触
若者2人に車に押し込まれ犯されそうになったが
ドアが開いて道路脇の茂みに落下し難を逃れた
すると傍に居たのはマクレガー教授のチンパンジーインガ
インガに誘われたジェニファーはマクレガー教授の家で
施しを受け夢遊病から抜け出す術を教えられた
翌日
ジェニファーは医師達の診察を受け精神病を疑われる
怒ったジェニファーは父の弁護士に電話し
この学校を選んだ事に文句を言おうとしたが
彼はあと3日間不在と言うことだった
その夜
再び夢遊病に襲われるのを心配したジェニファーは
ソフィーに見張りを頼んで眠りにつくが
肝心のソフィーは夜中に抜け出し外で彼氏と会っていた
だが翌朝が早いと言って彼氏は早々に帰ってしまい
1人残されたソフィーは殺人鬼に追われて惨殺される
するとヤハリ夢遊病を発症したジェニファーだったが
マクレガー教授に教えられた覚醒の言葉を繰り返し
ドアの前で正気に戻る
回りを見渡したジェニファーはソフィが居ないことに気が付き
外に出ると何故か寄ってきた蛍が彼女を誘い
茂みの中でジェニファーは蛆が付いた手袋を発見した
翌朝
行方不明になってしまったソフィの件でやってきた
警察の尋問を終えたジェニファーは唯一信頼できると思った
マクレガー教授の所に発見した手袋を届けた
すると虫を調べると言ったマクレガー教授だったが
部屋中の昆虫達が機嫌の悪いジェニファーに
呼応している事に気が付き始めた・・・・
学校に戻ったジェニファーは事件の事や自分が虫と
呼応出来る事を告白した父に宛てた手紙を
教師が勝手に開封し校長達と読んでいる現場を見て怒り
手紙を取り返して部屋に戻ろうとしたが
噂は既に広がっており
大勢の女生徒達に囲まれて野次られてしまった
もはや教師達にも収拾が付けられない状態になってしまったが
突然校舎は無数の蝿に囲まれた
するとトランス状態になったジェニファーは
笑顔で蝿達と交信する
”大好きよ みんな”・・・・
そのまま気を失って倒れてしまったジェニファーだったが
余りの事に生徒も教師達も絶句してしまった・・・・
倒れたジェニファーは点滴を受け寝かされていたが
彼女は異常でまるで蝿の女王”蝿は悪魔の化身”だと
恐れをなした校長は精神病院へ連絡し救急車を手配していた
寝た振りをして話しを聞いていたジェニファーは
見張りの女教師が転寝を始めたのを見計らい
そっと校舎を抜け出すと
マクレガー教授の元に相談に行った
すると教授は悪魔を否定しジェニファーの力は
ESPと呼ばれる一種のテレパシーであり
昆虫と交信できるのは実にまれだが羨ましい能力だと言った
さらに教授はその力を使えば腐敗した人肉のありかを突き止める
特殊な能力を持った蝿サルコファゴスを利用して
恐らく殺した人達を廃棄しないで手元に置いている
連続少女殺人犯の居所が判明するだろうと
彼女と蝿を探偵に仕立てた
ソフィの弔いも兼ね意を決したジェニファーは
蝿に誘われるままバスに乗り例の山小屋に辿り着いた
だが中を物色していたジェニファーの背後に男が現れた
”ここで何をしている 泥棒か?”と
腕を掴まれたジェニファーは必死で逃げ出したが
男は小屋を管理する不動産業者でその後現れた
ガイガー警部にこの小屋は8ヶ月前から空き家だと云い
元の持ち主の名前を聞かれていた
だが残された蝿は床下の切断された手首を発見していた
夜
外にいたインガは家に入って行った不審人物を見て
大騒ぎで教授に知らせようと必死に施錠された窓を壊すが
インガの健闘も虚しく教授は謎の人物に腹を刺されて殺害された
車を急発進させて逃げ出した犯人だったが
怒ったインガは車の屋根に飛び乗り犯人を威嚇した
しかし犯人はインガを振り落として逃走してしまう・・・
漸く教授の家に辿り着いたジェニファーは
黒山の人だかりの中救急車に運び込まれる教授の遺体を見て
怖くなって逃げ出した
事件の核心に迫りつつあったガイガー警部は
地元の精神病院を訪れ15年前に起こった
恐ろしい事件を聞き独房に監禁されている
異型の重度精神障害者を見つめた・・・・
一方ジェニファーは単独でこの町から逃げ出そうと
弁護士に電話し早急にお金を口座に送金してと頼んで
銀行で着金を待っていたが
そこに弁護士から依頼され航空券を買うよう言われたと
担任教師ブルックナーが現れた
ジェニファーは弁護士の勝手な手配に舌打ちしたが
明日まで飛行機は無いと言うブルックナーに従って
今夜は彼女に家に泊まる事になった
森の湖畔に建つ大きなブルックナーの家に着いた
ジェニファーは鏡を見るのと人に逢うのを嫌がると言う
息子と2人で暮らしているという彼女から
薬を渡され飲むように言われたが
異常な腹痛を感じ薬を吐き出すと家中にいる
サルコファゴスの幼虫に気が付いた
人肉を好んで食べるサルコファゴス・・・・
教授の言葉を思い出したジェニファーは
ここが殺人鬼の家であると確信し
ブルックナーを誤魔化して電話しようとしたが
彼女は吐き出した薬を見つけ逆上
本性を現してジェニファーを気絶させて監禁した
すると8ヶ月前までの山小屋の持ち主と
15年前に精神病院で起きた事件の被害者が
同一人物であり
その人物こそブルックナーであることを知った
ガイガー警部がやってきた
彼はブルックナーの胸に残った傷を確認して
病院で聞いた話を思い出す
・・・15年前・・・
精神病院で働いていたブルックナーは
重度の精神病である奇形の男に襲われ傷を負い
犯されて妊娠してしまったのである
”ぐあぁぁ”
けたたましいガイガー警部の悲鳴で
気が付いたジェニファーは監禁部屋の
上の窓から棒を使って電話機を引きあげ
床下の穴の中に逃げ込んだ
すると心配してスイスまで来ていた弁護士から着信
穴の中で急いで電話に出たジェニファーだったが
せっかちな弁護士は電話を切ってブルックナーの家に向かう
もう一度電話をしようとしていたジェニファーだったが
血みどろで鎖に繋がれた手が伸びてきて
穴の奥の地下室に引きこまれてしまった
血みどろで落ち着けと騒いだのはガイガー警部だったが
驚いて暴れたジェニファーは後ろに開いた大きなピットに
転落してしまった・・・・
無数の腐った死体と大量の蛆虫が浮かぶ汚水の溜まったピット
溺れそうになり大暴れするジェニファーは
何度も沈み必死に這い上がろうとするが
騒ぎを聞きつけやってきたブルックナーは
その様子を見て狂ったように笑い続ける・・・
すると自分の手を砕き手枷を外したガイガー警部が
後ろからブルックナーを捕まえて殴り倒し
何度も顔を殴って逆襲
なんとかピットから這い上がったジェニファーは
止せば良いのに家中を探索してブルックナーの息子を探す
すると部屋の片隅で泣いていたブルックナーの息子を発見
優しく声をかけたジェニファーに振り向いた彼の顔は
恐ろしいほど醜い牙の生えたモンスターだった
驚いたジェニファーは悲鳴をあげて家の裏に脱出
船外機付きボートで湖に脱出したが
追いかけてきたモンスターがボートに乗り込み
槍でジェニファーを襲う
すると月が隠れるほどの大量の虫が空から現れ
モンスターに纏わり付き血肉を喰らう
堪らず湖にモンスターは落下し
安心したジェニファーはエンジンを再スタート
だが
モンスターが刺した槍でガソリンが漏れていた船外機は爆発
ボートは炎に包まれジェニファーは湖に飛び込んだ
すると水中から血みどろのモンスターが現れ
執拗にジェニファーを捕まえようとしたが
モンスターが息継ぎに浮上した海面は炎の中心で
遂にモンスターは焼け死んだ・・・・
ようやく悪夢から開放されたジェニファーが
岸に泳ぎ着くとやってきた弁護士が笑顔で駆け寄るが
次の瞬間彼の首は宙を舞った・・・・
なんと彼を殺したのは鉄板を持ったブルックナー
血みどろのブルックナーは教授と刑事を殺したのは
自分で全ては息子を守るためだったと怒鳴り
ジェニファーの首に鉄板を押し付けながら
”あんな化け物でも可愛い息子”
”よくも殺したね 息子の仇だ”
”ほら!虫を呼んでみな!”と襲い掛る
首から血が滲み始め絶体絶命のジェニファーだったが
突然悲鳴をあげてブルックナーが後ろに倒れた
彼女を剃刀で滅多切りにするのはなんと!
インガだった・・・・・・・・
顔や首を何度も切られたブルックナーは死に
剃刀を投げ捨てたインガはジェニファーに抱き付く
彼女の悪夢は漸く終わった・・・・・・・・・・・のか?
(パート2は現在頓挫中で製作未定)
ジェニファー・コルビノ:ジェニファー・コネリー
ブルックナー:ダリア・ニコロディ
校長:ダリラ・ディ・ラザーロ
ルドルフ・ガイガー警部:パトリック・ボショー
ジョン・マクレガー教授:ドナルド・プレザンス
ベラ・グランド:フィオーレ・アルジェント
ソフィー:フェデリカ・マストロヤンニ
チンパンジーのインガ:タンガ
フェノミナ [DVD]
原題:Phenomena
監督/制作:ダリオ・アルジェント
製作:DACフィルム/イントラ・フィルムス・ワールドセールス
制作総指揮:アンジェロ・ジャコノ
配給:ティタヌス・ディストリビュージオーネ
脚本:ダリオ・アルジェント
フランコ・フェリーニ
撮影:ロマノ・アルバニ
音楽:サイモン・ボズウェル
ゴブリン
クラウディオ・シモネッティ
ビル・ワイマン
美術:マウリツィオ・ガローネ
ネロ・ジョルゲッティ
ルチアーノ・スパドーニ
ウンベルト・トゥルソ
衣装:ジョルジォ・アルマーニ
マリナ・マラビシ
パトリジア・マッサイア
編集:フランコ・フラティチェリ












